カードローンの制限対象、220万人―総量規制の波紋

2010年11月02日
弁護士法人 法律事務所ホームワン

住宅ローンなどを除く無担保ローンの総額を年収の3分の1までとする総量規制の導入を柱に、借金を繰り返す多重債務者を減らす狙いで6月から完全施行された改正貸金業法。
これにより、クレジットカードを使って現金を引き出すキャッシング(ローン)を利用しにくくなっている人が増えているとの報道がなされました。
カード・信販会社は9月末までに顧客の年収と借り入れの状況を調査し、大手カード・信販7社(大手7社は、三菱UFJニコス、三井住友カード、ジェーシービー(JCB)、クレディセゾン、イオンクレジットサービス、セディナ、オリエントコーポレーション)で合計220万人が上限額の引き下げや利用停止の扱いになったとのこと。
また、消費者金融では全体の約6割の350万人程度が総量規制に触れてお金を借りられなくなっているそうです。

法律事務所ホームワンでは、今後もお客様への情報提供に努めてまいります。

※参照ニュース
2010年10月29日 日本経済新聞 電子版
「カードローンの制限対象、220万人 大手7社が法改正で」