「連帯保証人」制度、見直しの検討

2010年08月12日
弁護士法人 法律事務所ホームワン

政府が「連帯保証人」の見直しを含めた民法改正の検討をしています。連帯保証人制度とは、金融機関でお金を借りた人が返せなくなったときに、その人に代わって全額返済する義務を負う制度です。この連帯保証人は、債務者に返済能力があることを証明すれば肩代わりする必要がなくなる「保証人」と異なり、その証明の権利さえありません。そのため、生活破綻や自殺の要因になっているともいわれており、日弁連によると破産者の10人に1人は債務を肩代わりしたことが破産の主な原因であるとのことです。

今回の改正議論は保証契約をむすぶ際に連帯保証人に対して契約内容を十分説明する「説明義務」や、債務者の資金繰り情報を保証人に知らせることを金融機関に義務付けることなどもポイントと言われています。

法律事務所ホームワンでは、今後もお客様への情報提供に努めてまいります。

※参照ニュース
2010年8月5日 Web R25
日本のは世界一リスク高い?「連帯保証人」制度のギモン