文化放送『くにまる食堂』に中原俊明弁護士が出演/713回テーマ 「最終回です」編

2022年12月27日
弁護士法人 法律事務所ホームワン

弁護士の中原です。

今日は、文化放送「くにまる食堂」の最後の出演に行ってきました。「くにまる食堂」が始まったのは今年4月ですが、「ホームワン法律相談室」というコーナーは、その前の前の前の番組、「くにまるワイド ごぜんさま~」という番組で、2009年、平成21年の2月3日スタートしました。それから、何と13年11か月、計713回続けることが出来ました。

ホームワンは、2008年に設立して、現在までに40万人以上の方にお問い合わせをいただき、たくさんのご依頼いただきました。設立当初は、まず皆さんに過払い金のことを知っていただこうということで、文化放送をはじめ、地方のテレビやラジオにも出演させていただいていました。今は、スマホなどで検索される方が多くなってきたので、ホームページを充実させるようにしています。

過払い金については、2010年(平成22年)6月に改正貸金業法が完全施行されて、それまで利息制限法と異なっていた利率がまったく同じとなり、いわゆる「グレーゾーン金利」というものがなくなりました。そのため、過払い金発生の原因だった「余分に取り過ぎた利息」が生まれる余地が消えたことで、以後の借入で過払い金が発生することはなくなりました。また、過払い金の時効は10年なので、ずっと借り続けていても、現在から10年前、2012年(平成24年)12月以前に完済、返し終わった方は、過払い金があっても時効により、回収できません。

全盛期には、過払金訴訟を200件以上担当していましたが、今は40件くらいになり、裁判所も一時の混雑はなく落ち着いた雰囲気となっています。

過払金以外の案件では、B型肝炎給付金の依頼が少しずつ増えています。B型肝炎給付金は、40~45万人が対象と考えられますが、今年1月の時点で、訴えを起こしたのはわずか9万7千人に留まっており、まだまだ対象となる方は多いはずです。

相続や遺言については、私も還暦を過ぎ、友人のご両親や配偶者が亡くなられ、相談を受ける機会が増えました。やはり個人的関係での依頼が多いです。

また、番組内でもよく取り扱った離婚関連については、まずは、相談者のお話をじっくり伺うことが大切、と考えています。人に話を聞いてもらえるだけで、心がスッキリして、モヤモヤも少しずつ晴れていきます。そしてやり方次第で、離婚は必ずできると理解して頂くことが大切だと思っています。かつては直接的な暴力、DVの相談が多かったのが、最近では表に出にくいモラハラの相談が増えてきています。ホームワンではこういった案件に力を入れていきたいと考えています。

今まで番組を視聴していただきましたリスナーの方、長い間、本当にありがとうございました。

◇日時
毎週火曜 11:31~
◇放送局
 文化放送
◇番組名
 『くにまる食堂』
◇コーナー名
 「日替わりランチ ホームワン法律相談室」
◇713回テーマ
 「最終回です」
◇出演
番組パーソナリティ 野村邦丸さん 
法律事務所ホームワン 中原俊明弁護士