文化放送『くにまるジャパン 極』に中原俊明代表弁護士が出演/600回テーマ 「弁護士の選び方」編

2020年10月06日
弁護士法人 法律事務所ホームワン

弁護士の中原です。

2009年2月から『くにまるジャパン極』毎週火曜日の「得々情報」に出演してきて、今週めでたく放送600回を迎える事となりました。いつもと変わらない毎日を送っているつもりでも、突然トラブルに巻き込まれるのが人生です。この時間では、そんな典型例などをご紹介してきました。ラジオをお聴きいただいているリスナーの皆様、ホームページでお読みいただいている皆様に、改めてお礼申し上げます。今後も聞いて役立つ法律の知識をお届けできるよう努めてまいります。

このコーナーでは、これまで幅広い話題を取り上げてきました。交通事故、離婚、相続、借金問題、また、最近の法改正の話題、裁判に関するトピックもありますが、これらは私達の仕事に直結するので、いつも最新情報が必要です。そうした新鮮な話題をご紹介したいと言う気持ちからなのですが、今日は、600回を記念しまして、「弁護士の選び方」というお話してきました。

今でも、弁護士や法律事務所と聞くと、敷居が高いとお考えの方が多いように思います。でも最近は、弁護士もラジオやテレビに多く出て、インターネットなどで情報も取りやすくなり、昔よりは親しみやすくなっているのではないでしょうか。それでも実際にご相談を受けると、ずいぶん緊張されているな、敷居が高いと思っているのかな…と、感じる場面があります。実際に我々がどんな仕事をしているのかを知られていないこと、そしてやはり、いったいいくらかかるのか費用の問題が大きいように思います。ただ弁護士も広く言えばサービス業である事は間違いないので、もう少し簡単に考えて頂ければ…と思う事もよくあります。

弁護士に相談するときのポイントとして、抱えているトラブルにどういう解決法があるか、それに向けて弁護士はどう働いてくれるのかを、聞いてみてください。経験豊富な弁護士ほど、事件の解決方法、いわゆる「見立て」ができますし、サービス意識の高い弁護士ほど、相談者に対してわかりやすく説明できます。そのような弁護士をお勧めします。費用については、実際、世の中には様々なトラブルがあるため、それに関しては基本的に「ケース・バイ・ケース」となりますが、やっぱりホームページなどに、基準をはっきり表示してあることが、サービス業としての意識の高さの指標になると思います。居酒屋も法律事務所も明朗会計が一番ですよね。

また、ベテラン弁護士は経験からくる幅広い知識や知恵がありますが、一方若手も、フットワークが軽かったり、知識が新鮮だったり、どちらがいい、と一言では言えないと思っています。むしろ、ご自分との相性が大切だと考えています。相談者が高齢だと、若手とは話が合わないかもしれませんし、先入観から不安を感じる事もあるでしょう。逆に若い相談者は、あまり高齢の弁護士だと、価値観が合わなかったりすることがあります。実際に会って話をして、自分に合うか、話しやすいか、要は、きちんと信頼関係が築けそうな相手かどうか、が大事な事だと思います。

弁護士も供給過多、就職難も報じられています。資格があるからといって安心できない、言わば淘汰される時代です。サービス業としての意識を強く持ち、依頼者の気持ちを誠心誠意、汲み取ってくれる弁護士をお勧めします。

【出演情報】
◇日時
 毎週火曜 9:45~
◇放送局
 文化放送(関東エリア)
◇番組名
 『くにまるジャパン極』
◇コーナー名
 「得々情報 暮らしインフォメーション ホームワン法律相談室」
◇600回テーマ
「放送600回記念 弁護士の選び方」
◇出演
 番組パーソナリティ 野村邦丸さん
 番組火曜日パートナー 西川文野さん
 法律事務所ホームワン 中原俊明 代表弁護士