文化放送『くにまるジャパン 極』に山田冬樹代表弁護士が出演/485回テーマ 「ホームワンの10年」編

2018年07月17日
弁護士法人 法律事務所ホームワン

代表の山田です。

おかげ様で、ホームワンは2018年8月で設立10周年を迎えます。そこで、本日の『くにまるジャパン 極』では、ホームワンがこの10年にやってきたことを、振り返るお話をさせてもらいました。

ホームワンは、この10年で18万人以上の方から相談を受けました。依頼を受けた方も6万5000人を越え、訴訟件数も4000件ほどになります。

これだけ多くの皆様にご相談いただけたのは、とにかく依頼された方に分かりやすいよう、書面での説明を心がけてきたことがよかったのかなと思います。文章も、短い言葉で、できるだけ専門用語を避けるようにして、分かりにくい場合は図を添えるなど、工夫をしています。

裁判では、この種の事件だからこの対応、というような紋切型の対応はせず、一つ一つの事件の個性を意識して訴訟を進めています。自分自身、負けず嫌いなものですから、納得がいかない所はとことん突き詰めて裁判所へ主張するようにしています。
中には、最近の傾向では難しいなと思う事件もありますが、可能性がある部分は徹底的に主張します。裁判によっては、ゼロか100かという事件もありますから、神経をすり減らすことも結構あります。

また、最近では高齢の方からの相談も多く、自分だけでは不安だ、という方もいらっしゃるので、たとえば電話越しにお子さんに立ち会ってもらって、本人とお子さんの両方にお話しすることもあります。

相談される方は、その背景も様々なので、例えば、家族に内緒でお金を借りた方の相談は、家族に内緒のままで処理できるならそのまま進めます。でも、家族と相談しないと解決できないケースもありますので、そういう場合は、ご納得いただくまで、きちんと理由をお話しします。家計の状態や、他に借金がないかも伺って、借金をゼロにできるように、それが無理でも、何とか返していく方向に持っていけるよう、心がけています。

借金問題や過払い金の相談では、過払い金が返って来てからの使い道も大事です。過払い金を当てにして、今残っている借金を整理したいと考えて相談される方が多くみられますが、実際に過払い金が返ってくるとそれを返済に回すのが惜しくなって「今の借金は毎月の給料から返していくことにして、過払い金はいざという時のために大切に取っておこう」と考えてしまう人が少なくありません。でも、そういったケースでは、いつの間にか過払い金がなくなって、借金だけが残っているということになりかねません。そうすると、利息の支払いが続く分、結果的に損をしてしまうことになります。

また、税金の支払いにも注意が必要です。最近は税金を滞納していると税務署が給料を差し押さえることもあります。それが理由で会社に居づらくなったり、出世が妨げられることになれば一生後悔が残ります。税金の滞納は必ず0にしておきたいところです。

借金がなくても、取り戻した過払い金は大事に、明日につながるお金に使って欲しいです。中には500万円以上戻る方もいますから、それで中古の家でもマンションでも買えば、老後の生活が楽になるかと思います。

【出演情報】
◇日時
 毎週火曜 9:45~
◇放送局
 文化放送(関東エリア)
◇番組名
 『くにまるジャパン 極』
◇コーナー名
 「得々情報 暮らしインフォメーション ホームワン法律相談室」
◇485回テーマ
 「ホームワンの10年」
◇出演
 番組MC 野村邦丸さん
 番組パーソナリティ 鈴木純子さん
 法律事務所ホームワン 山田冬樹 代表弁護士