文化放送『くにまるジャパン 極』に中原俊明代表弁護士が出演/459回テーマ 「弁護士の選び方と相談のポイント」編

2018年01月16日
弁護士法人 法律事務所ホームワン

代表の中原です。

本日の『くにまるジャパン 極』は、新年始まって2回目の放送ということで、原点に戻って、改めて「弁護士の選び方と相談のポイント」というテーマでお話をしてきました。

法律的なトラブルに巻き込まれてしまい、弁護士に相談しようと思った時はどうすればいいのでしょうか?そのような時は、まずはお住まいの都道府県の「弁護士会」に行くと、無料で弁護士を紹介してもらうことができます。ただし、この場合は自分で弁護士を選ぶことはできません。比較検討して相談先を決めたいという方は、いろいろな弁護士事務所のホームページを見てみることをお勧めします。

ホームページでチェックすべきポイントは、まずは弁護士費用です。費用がきちんと明示されているかどうかは、各事務所が依頼者とどう向かい合うのか、という姿勢が表れるところだと思います。疑問があれば、「こういう場合、いくらかかりますか?」と電話で聞きましょう。費用の決め方が不明確で、分かりにくい事務所は避けるのが無難です。

また、弁護士事務所によって得意分野も異なるので、お困りの分野に強い事務所を探すことも大切です。いろいろな事務所のホームページを比較して見てみると、その事務所の得意分野も見えてくるので、ご自身に合った事務所に相談するのが良いでしょう。

弁護士事務所の規模については、一般的には弁護士が多いと、様々な案件を扱っている事が多く、サービスが充実している可能性があります。ただし、事務所によっては多くの支店に分かれていて、各支店に1、2人ずつしか弁護士がいない、という所もありますから、単純に弁護士が多ければいいというものでもなく、注意が必要です。

ここまで比較検討して、いくつかの事務所がリストアップできたら、次は電話で弁護士と話してみましょう。その時は「質問に対する答えがわかりやすいか」をチェックして下さい。弁護士の話が難解で、何を言っているのか理解できなかったら要注意です。依頼者の方は「自分の能力が足りないんだな」と思いがちですが、それは違います。専門的な事をわかりやすく説明するのも、弁護士の能力です。

他にも、弁護士とのやり取りで注意したいところは「相談時間が短すぎる」「デメリットの説明がない」「事件の見通しをきちんと説明しない」といった場合です。個人的には、単純に「オレに任せろ」的な弁護士よりは、今後予想される流れ、手続きなどをわかりやすく説明できる人が良いと思います。

弁護士が決まり、実際に面談をする時に大切なポイントは、依頼者が「自分に不利だと思えることも包み隠さず、正直に話す」こと。これが解決の近道です。すべてを打ち明けることで、弁護士は事件の要点をつかみやすくなります。「恥ずかしい」「言いにくい」といった理由で、事実関係の一部が伏せられていると十分な弁護ができません。複雑な事件では、依頼者が不利だと思っていることが、実はそうでなかったということもあり得ることです。

信頼して正直に打ち明けることが、結局は依頼者の利益につながります。弁護士には守秘義務がありますので安心してお話しください。弁護士の原則は「依頼者の利益を考える」事で、100%依頼者の味方です。全面的に信頼して頂きたいと思います。

【出演情報】
◇日時
 毎週火曜 9:45~
◇放送局
 文化放送(関東エリア)
◇番組名
 『くにまるジャパン 極』
◇コーナー名
 「得々情報 暮らしインフォメーション ホームワン法律相談室」
◇459回テーマ
 「弁護士の選び方と相談のポイント」
◇出演
 番組MC 野村邦丸さん
 番組パーソナリティ 鈴木純子さん
 法律事務所ホームワン 中原俊明 代表弁護士