文化放送『くにまるジャパン 極』に中原俊明代表弁護士が出演/432回テーマ 「パラリーガルってなんだ?」編

2017年07月04日
弁護士法人 法律事務所ホームワン

代表の中原です。

今週末にも眞子さまの婚約発表がありそうだ,ということで世間は盛り上がりを見せているようです。
本日のくにまるジャパン「極」では,お相手の方がパラリーガルと報じられていることもあり,パラリーガルのお仕事についてお話ししてきました。

パラリーガルとは,一言でいえば,弁護士のサポートをする事務員です。なかなか認知度の低い職種ですが,もともとアメリカで生まれた職種で,アメリカでは大学や専門学校で養成する仕組みも整っていて,世間から広く認知された存在となっています。

パラリーガルとして働くために,公的な資格は必要ありません。日弁連が実施する,「法律事務職員能力認定試験」というものはありますが,特にパスしていなくても仕事に就くことはできます。ホームワンでも,弁護士や司法書士を目指すステップとしてパラリーガルになっている人もいれば,法律知識がまったくなくても,日々学んで,活躍している人もいます。
もちろん,事務員とは言っても,弁護士のサポートですから,法律的な知識や法律事務に関する経験が必要です。それぞれの法律事務所によって業務の幅はあると思いますが,弁護士の指示・監督のもとに,過去の判例を調査したり,証拠資料を集めたり,裁判所へ出す訴状の下書きを作る,といった仕事が一般的だと思います。
また,弁護士は日々の仕事に追われて,新しい法律を研究する時間が取れなかったり,専門外のことや,実務的な部分は意外と知らなかったり,ということもあります。そんな時はパラリーガルが,専門書や文献,判例などに当たってサポートしてくれますし,また依頼者の話を親身になって聞くことで,弁護士との橋渡し役にもなってくれたりもします。そういった,法律を学ぶのが好きで,また法律トラブルで困っている人を助けたいという気持ちが強い人が,パラリーガル向きな人と言えると思います。

もし,パラリーガルを志したい,という方がいらっしゃれば,実務経験を身に着けて行くことはもちろんですが,弁護士と共に事件に当たるわけですから,弁護士と同じく,「守秘義務」も負うことになると肝に銘じてほしいですね。法律事務所にいらっしゃる方は,ほとんどがもう八方ふさがり,誰にも頼れないという気持ちで相談されているわけです。その重さをきちんと受け止めて,守秘義務について責任をもち,弁護士と手を携え解決に導くという心構えが必要になります。

【出演情報】
◇日時
 毎週火曜 9:45~
◇放送局
 文化放送(関東エリア)
◇番組名
 『くにまるジャパン 極』
◇コーナー名
 「得々情報 暮らしインフォメーション ホームワン法律相談室」
◇432回テーマ
 「パラリーガルってなんだ?」編
◇出演
 番組MC 野村邦丸さん
 番組パーソナリティ 鈴木純子さん
 法律事務所ホームワン 中原俊明 代表弁護士