文化放送『くにまるジャパン』に中西敏朗氏が出演 141回テーマ 「刑事事件の弁護士選び」編
2011年11月01日
弁護士法人 法律事務所ホームワン
141回テーマ 「刑事事件の弁護士選び」編
2011年11月01日 午前9:45~放送
文化放送 『くにまるジャパン』
“得々情報 暮らしインフォメーション ホームワン法律相談室”
出演
・番組MC 野村邦丸さん
・番組パーソナリティ 鈴木純子さん
・法律事務所ホームワン 中西敏朗氏
141回テーマ 「刑事事件の弁護士選び」編(11月01日 午前9:45 ~)
■放送内容要約(実際の放送内容は少し異なります)
邦丸
今週は初登場のこの方、「法律事務所 ホームワン」の事務員で、刑事事件担当チーフの中西敏朗(としろう)さんです。以前は捜査当局の内偵班キャップとして贈収賄などたくさんの事件に関わられた腕利き。興味深いエピソードもたくさんお持ちだそうですが、守秘義務があるので、あまりお話は伺えないそうですが、ホームワンではどんなお仕事をされているのでしょう?
中西
弁護士をサポートして,刑事事件に関係する相談などのヒアリングを行ったり、弁護士が的確に判断できるような情報を提供したり…。贈賄、収賄、経済事件などのほか、さまざまな事件の捜査を手がけてきましたので経験を生かして、具体的なアドバイスを行っています。
邦丸
そうしたキャリアをお持ちだということは、相談される方にとっては心強いですよね。
さて以前、山田弁護士が、もし刑事事件にまきこまれたら、すぐに弁護士にご相談くださいと話されていましたが…
中西
一刻も早く、「事件の見通しに明るい弁護士」にご相談されることをお勧めしたいですね。
邦丸
「見通しが明るい」…?
中西
この事件で、これぐらいの証拠があって、初犯で…といった状況を判断して、これなら不起訴、あるいは微罪で終わりだな…といったおおよその見当が「事件の見通し」というものです。どれだけ実務の現場を踏んできているかが重要ですね。
刑事事件の弁護に慣れている弁護士なら、そうした「見通し」を即座に立てて、適切な行動をスピーディーに取ることができるわけです。こうした弁護士であれば、警察官や検事が、この事件の核心はここだ! と考えている事件のポイントをつかむことも簡単にできるはずです。
邦丸
「事件のポイント」…?
中西
弁護をするにあたって、捜査側が判断しているポイントを確実につかまえていないと、余計な部分に力をさいてしまい、肝心な部分の弁護が弱くなってしまう可能性があります。もう一つ「証拠に基づいて考えられる」ことも大切です。たとえば持参した資料を丁寧に見る方なら大丈夫。じっくり考え、相談者の身になってくれる弁護士を選んでいただきたいと思います。
邦丸
刑事事件にもいろいろあると思いますが、どんなケースで弁護士に依頼すればいいんでしょう?
中西
すべての事件において、依頼されるといいでしょう。
たとえば交通事故を起こした場合ですが、相手の怪我も軽傷で、逃げたわけでもなく、飲酒でも無免許でもないから、大丈夫だろう…と普通は思うでしょう。けれども、自分の主張しておくべきことを曖昧にぼかして受け答えしてしまうと、結果的に、警察の実況見分調書で事実と異なるものが作成されてしまったり、本来よりも罪が重くなったり、罰金で済まず、裁判に呼び出されたり…といった可能性がないとは言えません。
こうした場合もすぐ弁護士に連絡を取り、実況見分の前に一緒に現場に出かけ、準備してください。事実関係がズレたまま始めると、後が大変になります。
ほとんどの方は刑事事件と無関係なまま一生を終えますが、当事者になる可能性はどなたもお持ちです。もし巻き込まれたら、すぐ弁護士にご連絡いただきたいですね。