「総量規制」実施後の安易な闇金利用に警鐘=中原代表弁護士がコメント

2010年05月10日
弁護士法人 法律事務所ホームワン

MSN産経ニュースの5月8日付記事「「客が来るのは自明の理」 ソフト闇金が跋扈…」に、代表弁護士・中原俊明のコメントが掲載されました。

同記事では、「貸金業者からの借入額を制限する「総量規制」を定めた改正貸金業法が6月に施行されるのを前に、暴力的な借金の取り立て行為を行わない「ソフト闇金融業者」の存在が目立ち始めた」としてソフト闇金業者の存在を紹介したうえで、「こうした業者が生活に困った利用者の受け皿になる恐れが指摘されている。警察当局は「客のすそ野を広げようとする新たな手口」とみており、従来の闇金業者とともに、ソフト闇金の動向を注視している」と報じています。

■中原代表弁護士のコメント部分の引用

総量規制は、多重債務問題の解消を図るため、貸金業者からの借入金総額を年収の3分の1に制限するもの。このため、総量規制を上回る金が必要な利用者が、闇金に走る危険性がこれまでも指摘されてきた。

実際、融資審査で認められず、希望額を借り入れられなかった利用者に対する昨年度の追跡調査では「闇金など非正規の業者を探した」との回答が寄せられていた。借金問題に詳しい中原俊明弁護士は「こうした人たちが今後は問題になってくる。新規借り入れができなくなれば、どうしていいか分からず安易に闇金に手を出す人も増える」と指摘する。

闇金業者に手を出すことで最も懸念されるのが、利用者に対する借金の取り立ての厳しさだ。利用者の債務整理を引き受けた中原弁護士自身も、さまざまな嫌がらせを受けてきた。「取り立てが厳しいために、利用者が自ら命を絶ったり、犯罪に走ったりすることもあり得る。闇金だけには手を出してはならない」と訴える。


5月8日 MSN産経ニュース
「客が来るのは自明の理」 ソフト闇金が跋扈…

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