【債務】欧州債務不安「状況を注視」全銀協会長

2011年10月18日
弁護士法人 法律事務所ホームワン

全国銀行協会の永易克典会長(三菱東京UFJ銀行頭取)は13日の記者会見で、欧州債務不安について「財政がベースの政治問題だが、だんだんと金融危機にシフトしつつある」との認識を示した。そのうえで「欧州首脳が状態を放置せず収束すると期待しているが、最近は何が起こるかわからないため状況を注視している」と述べた。
東京電力と原子力損害賠償支援機構が共同でまとめる「特別事業計画」に関する金融支援については「金利減免や債権放棄は従来から想定していないが、残高維持の要請はあるだろう」と指摘。東電に対する残高維持は「非常に重要な協力であり(東日本大震災後は)個別銀行が応じてきた」と述べ、今後も支援の柱になるとの見方を示した。

※引用
2011年10月14日 日経新聞電子版
「欧州債務不安「状況を注視」 全銀協会長 」