【企業法務】東京地裁、『著作権判例百選』が著作権侵害と判断

2015年11月13日
法律事務所ホームワン

ホームワン 企業法務チームです。

10月26日付で東京地裁がある本が著作権を侵害したとして出版差し止め命令を出しました。差し止められたのはこともあろうに『著作権判例百選』。皮肉です。
出版社の有斐閣は、2009年12月に発行した著作権判例百選の改訂版を今年11月上旬に出版する事を計画。その際、旧版の編集に加わっていた大渕哲也東大教授の氏名を編者から外すことにしました。同教授は、著作物に氏名を表示するかどうかは著作者の権利であり、同権利を侵害したと出版社を訴えたのです。
裁判所は,改訂版が紹介する判例116件とその解説者は,大半が旧版と一致しているとして改訂版が独立した著作物とは言えないと判断し「(大渕氏の)氏名を編者として表示しないことは、権利を侵害している」としました。

※参照
2015年10月29日 日本経済新聞
「著作権」本が著作権侵害 東京地裁 出版差し止め命令