企業法務コラム

都が「おもてなし」研修 宿泊施設向けに集客や接客ノウハウ

東京都は都内の宿泊施設を対象に、外国人旅行者を受け入れるための「おもてなし研修」を始める。
集客方法や接客ノウハウを座学やワークショップ形式で学習する。11月10日~来年2月16日の期間。経営者向けの基礎編では、外国人客の現状や受け入れに必要な配慮を伝える。応用編ではホームページの多言語化などの集客方法や外国人スタッフの活用技術など、より実践的な内容にする。従業員向けには、英語がうまく話せなくてもコミュニケーションを取る方法などを指導する。
募集定員は各回50~100人で参加費は無料。研修は1回あたり3時間を予定する。

※参照
2014年10月31日 日本経済新聞

(評)
東京オリンピックという天佑を最大限利用しなければ、日本の復活は無い。製造業というハード面ではグローバル化が進み、大きな発展は見込めないだろう。観光というソフト面であれば、地域的な特性が大きな武器になる。海外観光客集客力が、日本に比べ観光資源に乏しい韓国(失礼!)に負けているという事実だけでも、努力不足は明らかだ。
従業員向けの研修だが、英語を全般的に勉強するとなれば、相当な努力が必要だが、旅行に必要な英会話に特化して勉強すれば、比較的短時間で実用レベルに達するだろう。実際、そうしたBtoBに特化した英会話学習業者も存在する。

法律事務所ホームワン 代表弁護士 山田冬樹

2014年11月17日
法律事務所ホームワン