企業法務コラム

ジャンプ傘とベビーチェア 取り扱い上の注意表示が義務化

ジャンプ式の折りたたみ傘については、傘を閉じようと柄を押し込んだところ、柄の部分が戻ってきて眼を直撃する事故が多発。ベビーチェアについても、幼児がいすに立ち上がりバランスを崩し転落して骨折するなどの事故が多発している。これらの製品による事故防止のために、「取扱い上の注意」の表示が義務化された。

(評)
家庭用品品質表示法は、消費者が日常使用する家庭用品を対象に、商品の品質について事業者が表示すべき事項や表示方法を定めており、これにより消費者が商品の購入をする際に適切な情報提供を受けることができるように制定された法律です。
傘及び乳幼児用いすについては、同法に基づく雑貨工業品品質表示規程(平成9年通商産業省告示第672号)が改正され、今年11月末までに取扱い上の注意の表示が義務付けられることとなりました。

法律事務所ホームワン 代表弁護士 山田冬樹

2013年06月19日
法律事務所ホームワン