企業法務コラム

AIJ 残高240億円 現預金と運用資産でー監視委員会

約2000億円に上る年金資産の大半を消失させたAIJ投資顧問が、現時点で保有している資産は、最大でも約240億円にとどまることが4日までに、証券取引等監視委員会の調査で分かった。監視委の検査終了後、AIJの投資顧問業者としての登録は取り消される見通しで、資産は顧客に分配されるが、預けた金額の1割程度にとどまるとみられる。

関係者によると、AIJは顧客からの資金を、租税回避地の英領ケイマン諸島の私募投資信託に投資する形態を取り、さらに香港などに振り向け、金融派生商品で運用してきたとされる。

監視委の調査の結果、現在も残っている運用資産は、こうした金融商品など約200億円分に減少していた。これとは別に、現預金として約40億円が残されていることが確認されたという。

※引用 3月4日 時事通信
「AIJ 残高240億円 現預金と運用資産 監視委員会」

2012年03月23日
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