企業法務コラム

10月分の地域経済産業調査、全地域が上方修正-経産省まとめ

経済産業省がまとめた10月公表分(調査実施は9月)の地域経済産業調査結果では、基調判断を「地域の景況は持ち直しの動きがみられる」とした。前回の6月公表分と比べ全地域で景況判断を上方修正した。全地域の上方修正は2002年10月以来。自動車などサプライチェーンの回復やスマートフォン向けなどの電子部品や材料の出荷増が生産回復に寄与した。さらに、前回は東日本大震災や夏の電力不足などの影響で全地域で景況が下向いたが、今回は その反動もあるという。

一方、為替動向、電力供給制約、海外経済動向といった景気に対する不安要因があり、今後の動向には注視が必要とみている。

今回は特に生産面において各地で持ち直しの動きがでており、全国的に輸送機械の伸びが見られる。電子部品・デバイスも好調だがこれは主にスマートフォン向けで、液晶テレビなどは厳しさが見られる。設備投資も輸送機械など特定分野で比較的好調に推移している。

※引用
2011年10月20日 官公庁ニュース
「10月分の地域経済産業調査、全地域が上方修正-経産省まとめ」

2011年10月25日
法律事務所ホームワン