企業法務コラム

日産・ルノー連合が、露大手買収を検討。世界3位に。

日産自動車・仏ルノー連合が、ロシア自動車最大手アフトワズを買収することで最終検討に入ったことが16日、分かった。ルノーはすでに25%の株式を取得しており、今後25%を日産が中心となって取得する可能性が高い。ロシアの自動車市場は急速に回復しており、同国最大手の買収で、販売拡大を狙う。アフトワズの10年の販売台数は約52万台。同年の日産・ルノー連合の販売台数は671万台で世界第4位。単純に合計すると723万台となり、買収が完了すれば、独フォルクスワーゲン(VW)を抜いて、トヨタ自動車、米ゼネラル・モーターズ(GM)に続く世界第3位に浮上することになるロシアの新車販売は、08年に約330万台とピークとなったが、リーマン・ショックの影響で、09年には146万台まで激減した。10年には190万台まで回復し、今後は年率50%程度の成長も見込まれるなど、中国、インドなどに次ぐ有望市場として期待が高まっている。

※参照
2011年6月16日 サンケイビズ
「日産・ルノー、露自動車最大手買収へ VW抜き世界3位グループに」

2011年06月17日
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