企業法務コラム

景気の基調判断を「足踏み状態」に下方修正

海江田財務相は10月19日、10月の月例経済報告を関係閣僚会議に提出した。景気の基調判断は、前月までの「持ち直してきている」から「足踏み状態」に弱められ、09年2月以来1年8ヶ月ぶりに下方修正した。

個別項目では輸出の判断を2ヶ月連続で、生産の判断は2ヶ月ぶりに下方修正した。輸出の判断について、アジア向け輸出の落ち込みなどを反映し、「増勢が鈍化している」から「弱含んでいる」に変えた。生産の判断については、エコカー補助金終了後の反動減なども踏まえて「持ち直している」から「弱含んでいる」に変更した。

注:景気の基調判断 政府が毎月発表する、景気についての公式見解のこと。内閣府が生産・個人消費・雇用などから判断して原案を作成し、関係閣僚会議で決定される。

※ 参照ニュース 
10月19日 日経新聞 電子版
「景気「足踏み」に下方修正 10月月例報告 輸出・生産弱含み」

2010年10月22日
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