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文化放送 『 くにまるジャパン 』に中原俊明(なかはら・としあき)弁護士が出演 ■テーマ「ツイッターの光と影」

8月30日(火)OA文化放送 『 くにまるジャパン 』に中原俊明(なかはら・としあき)弁護士が出演
文化放送『くにまるジャパン』  
“ 得々情報 暮らしインフォメーション ホームワン法律相談室 ” 

出演
・番組MC 野村邦丸さん
・番組パーソナリティ 鈴木純子さん
・法律事務所ホームワン 中原俊明(なかはら・としあき)弁護士

■放送内容要約(実際の放送内容とは若干異なります。)

邦丸

最近、インターネットの世界で大人気なのが、「ツイッター」や「フェイスブック」などのソーシャルメディア。会社のPRに使うケースも増えているようですが、うっかり変な事を書いて、トラブルに巻き込まれる話もよく耳にしますよね

中原

電車でも、スマートホンでずっとツイッターをしている若い人、よく見かけますが、確かにトラブルが増えています。まず、仕事上で知った情報をもらしてしまうケース。また、会社や自治体などが書いた内容が問題になるケース。この二つが主なものです。

邦丸

仕事上で知った情報を漏らしてしまうケース、いろいろありましたよね。

中原

アイドルが宿泊した部屋の写真をホテルの従業員が流したり、有名人がデートしている様子を飲食店の従業員が流したり、またスポーツメーカーの社員が、販売店を訪れた選手を中傷した事件もありました。

邦丸

インターネットに書いた情報は、世界中の人が見ているという自覚がないと、こうした事態になるんでしょうね。

中原

従業員には、仕事上で知った情報を他に漏らしてはならないという、「守秘義務」があり。これを破っていることになります。こうした従業員を雇っていることに対し、クレームが殺到し企業のイメージダウンにつながってしまいました。

邦丸

最近では、北海道長万部町のキャラクター、「まんべくん」の書き込みに苦情が殺到して、謹慎することになった事件が話題になりましたよね。

中原

会社や自治体がツイッターで発言するのは普通になりました。ただ担当者が個人の意見を書き込むと、それが公式見解であると受け取られる可能性が強いのです。個人のモラルにゆだねるのは、リスクが多すぎます。

便利な反面、危険も多いのがインターネットの世界ですから、やはり危機管理が必要でしょう。ガイドラインをつくったり、教育体制を整備したり・・・といった対策が考えられます。

邦丸

実際、そういう会社も増えているようですね。

中原

今年1月、企業を対象としたソーシャルメディアについてのアンケート結果が公表されました。具体的な禁止項目や守るべき義務的事項を文書化している会社は3割を超えていました。ただ教育体制が備わっている会社は、1割未満でした。

邦丸

とりあえず、ガイドラインだけでもというところでしょうか。

中原

ただガイドラインも具体的に分かりやすくしておかないと、あまり意味がないでしょう。また書き込みをする場合、事前のチェック体制を整えるなどの体制を整えれば、トラブルはかなり減っていくと思います。

邦丸

うまくいけばお金をかけず、PRできますが、逆にトラブルになると致命傷にもなりかねないツイッター。危機管理の問題としてとらえることが必要なんですね。

2011年08月30日
法律事務所ホームワン