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文化放送 『 くにまるジャパン 』に三瀬宏太(みせ・こうた)税理士が出演 ■テーマ「税制改正の泣き笑い」

三瀬
ただし「一定の要件」を満たす必要があります。たとえば、公共職業安定所長の確認を受けることや10%以上、かつ、5人以上増加など。雇えばそれですぐ控除、というわけではなく、事前にクリアしなければならないこともあります。経営者の方はこうした情報を早めにキャッチ、対応していただければ…と思います。もちろん税理士にお尋ねいただけばスムーズに進みますね。
邦丸
そういう意味でも、身近に相談できる専門家がいるとありがたいですよね。
さて、「泣き笑い」の、「泣き」の方はいかがでしょう。
三瀬
個人の方には課税の不安が増す法案があります。中でも影響が大きいのが、「相続税・贈与税」の改正。今までは、相続税が課せられるのは、亡くなった方の4%ほどに過ぎませんでした。
しかし、今回の改正で、大幅にに増えそうで、地価の高い都内だけに限れば地方に比べてかなり上りそうな見込みです。地価の高い地域で一戸建てにお住まいの方は危険です。
奥さんと子ども一人を残して旦那さんが亡くなられた場合。これまでは、7千万円まで相続税はかかりませんでした。しかし、これからは、このラインが4千2百万に下がります。
邦丸
これは、かなり現実的な話ですね。
三瀬
これからは、企業も個人も、頼りになる専門家に相談しつつ、税制に合わせた「税金対策」をお考え頂くのが、賢いやり方かと思われます。その際、大切なのは、「定期的に相談」すること。経営者の方は、顧問税理士に、年に何回かはご相談される機会を持つことをオススメします。
また、顧問税理士の意見だけでなく、時にはセカンドオピニオンを求めてみるとか、外部の税理士が行うセミナーなども参考になります。ちょうど年度末、決算を迎える企業も多いでしょう。
新しい税制にどう適応していくかを含めて、専門家と共に今後の会社の方向性を考えていただければ…と、思います。
邦丸
個人の場合はどうでしょう。
三瀬
不安があれば税理士に相談されるといいと思います。特にこれからは資産の管理も難しくなります。個人の資産運用に関しても、専門家は頼りになりますよ。
邦丸
ありがとうございました。「法律事務所 ホームワン」税理士の三瀬宏太さんでした。経営に役立つ知識満載・法律事務所ホームワンでは、毎月企業向け得々セミナーを開催しています。詳しくはホームワンのHPでご確認ください。

2011年03月15日
法律事務所ホームワン