企業法務コラム

中国で「部分利上げ」論が浮上

中国人民銀行(中央銀行)の内部で預金金利を引き上げる一方、貸出金利は据え置く「部分利上げ」論が浮上している。

人民銀が3月24日に開いた外部の有識者との検討会に出席した中央財経大学中国銀行業研究センターの郭田勇主任は、「部分利上げは人民銀がインフレ警戒のメッセージを発せられると同時に、企業経営への影響を最小限に抑えられる」と指摘。検討会で部分利上げ案を支持したことを明らかにした。

人民銀は3月30日、検討会の議論を踏まえて四半期に1度の金融政策委員会を開催。31日に公表した議事内容には「様々な金融政策の手段を柔軟に運用する」との表現が盛り込まれた。

※ 参照ニュース
4月10日 日本経済新聞 電子版
「中国で「部分利上げ」論 預金金利上げ、貸出据え置き」

※ 参照ニュース
4月12日 日本経済新聞 電子版
「「部分利上げ」論浮上」

2010年04月23日
法律事務所ホームワン