企業法務コラム

コナカ下請け代金を不当に減額

紳士服販売大手の「コナカ」(横浜市)が、下請け業者に支払う代金を不当に減額したとして、公正取引委員会は24日、下請法違反(下請け代金の減額)で同社に再発防止を求める勧告をした。同社は今月5日、減額した約3000万円を業者に返還している。

公取委によると、コナカは09年10月から10年11月までの間、スーツやネクタイの製造を委託している下請け業者10社に対し「値引き」と称して下請け代金を1〜1.8%減額して支払っていた。

約30年前に代金を手形払いから現金払いに変更した際、手形割引の相当分として減額を始めたという。中小企業庁が違反を確認し、今年3月に公取委に措置請求していた。

コナカは「勧告を重く受け止め、法令順守に努める」とコメントしている。

※引用
2012年 4月24日 毎日新聞
「http://mainichi.jp/select/news/20120425k0000m040027000c.html」

2012年05月02日
法律事務所ホームワン