企業法務コラム

広島銀、在庫担保ローン強化

広島銀行は、企業が抱える商品在庫を担保に資金を貸し出す動産担保融資を強化する。
専用ローンの名称は「スマート・リロード」。不動産を持たず、起業から年数が短い中小、ベンチャー企業で、商品在庫を多く抱える卸売業者や小売業などの業種を想定している。
契約期間は、1年。融資を受けた企業は、自社の在庫状況を月1回広島銀に報告する。
動産担保融資は、不動産に比べ担保の評価や在庫動向の把握に手間を要するが、広島銀行は担保評価を提携先の動産評価機関に委ねるとともに、融資手順を標準化して支店の法人営業担当者でも扱えるようにし、新たな融資先開拓につなげる狙い。担保評価を任されたNPO法人日本動産鑑定は、地方銀行とリスク管理を支援するための勉強会を発足させている。動産担保融資普及に向けた地域金融機関の取り組みが活発になってきた。

※引用
2011年11月23日 日本経済新聞
「広島銀、在庫担保ローン強化」

2011年12月05日
法律事務所ホームワン