企業法務コラム

ユーロ上昇、欧州中央銀行総裁のポルトガル国債めぐる発言で

米格付会社ムーディーズは7月5日、ポルトガル国債の格付けを「Baa1」から投機的等級の「Ba2」に4段階引き下げた。見通しは「ネガティブ」。
欧州中央銀行(ECB)は7月7日の理事会で、ユーロ圏の政策金利を現在の年1・25%から年1・50%に引き上げた。利上げは4月以来、3か月ぶり。トリシェECB総裁は、ECBがポルトガル国債を融資の担保として引き受ける際に最低格付け要件を適用しないと述べた。
ポルトガルの格下げを受けて、欧州の銀行部門に対する懸念が広がったが、総裁の発言はこうした懸念をいくらか和らげたと、アナリストらは述べている。

※参考
2011年7月8日 ブルームバーグ
「ユーロ上昇、ECB総裁のポルトガル国債めぐる発言で」

2011年07月13日
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