企業法務コラム

紳士服「全品半額」実は一部 5社に再発防止命令

紳士服のテレビCMや新聞チラシで「全品半額」と表示しているのに、実際の対象商品は一部だけで説明も不十分だったとして、消費者庁は26日、景品表示法(有利誤認)に基づき、紳士服大手5社に再発防止を求める措置命令を出した。消費者庁の指摘を受けて既に改善している。同庁によると、5社は09年12月~10年12月ごろにかけ、「総力祭 全品半額」「初売り 全品半額」などとCMで放送したり、新聞の折り込みチラシに記載したりした。

※参照
2011年7月26日 中日新聞
「紳士服「全品半額」実は一部 5社に再発防止命令」

≪※法律事務所ホームワンのメモ≫
景品表示法は、正式には「不当景品類及び不当表示防止法」という。
上記の例のほか、「1万円のところを半額の5000円で」とうたっていたが、元々5000円で販売していた(二重価格)場合や、通常の品質の商品を高品質とうたった場合も措置命令の対象となる。

2011年07月29日
法律事務所ホームワン