企業法務コラム

日本向けパソコン生産、中国から国内へ。納期短縮など

米ヒューレットパッカード(HP)は日本向けに販売するノートパソコンの生産を中国上海での委託生産から東京都昭島市内の自社工場での生産に全面的に切り替える。
昭島工場の人員も1・5倍に増員する。昭島工場の1人当たりの人件費は、中国の4倍だが、部品コストを圧縮し、製品価格は据え置く。
パソコンは今や汎用品。国内メーカーの多くが海外生産に動いている中で、国内生産に切り替える動きは珍しい。HPは中国上海で生産するより、日本国内で生産する方が、日本国内の法人顧客への納品が5営業日短縮でき、自社工場なら顧客からの細かな要望にも応じることができると判断した。

※出典
日本経済新聞6月17日朝刊
「日本向けパソコン生産、中国から国内に移管 米HP」

2011年06月20日
法律事務所ホームワン