企業法務コラム

日立や帝人、「脱レアアース」の新技術

家電・素材メーカー各社は電気自動車や家電品に不可欠なモーターを、従来のレアアース(希土類)を使わずに作る技術を相次ぎ開発した。

日立は調達が容易で安価な酸化鉄でできた永久磁石「フェライト磁石」を使ったモーターを、帝人は東北大学と、鉄と窒素からなる新材料で、強力な磁石を作る技術を開発した。いずれの代替材料はレアアースに比べ産地が分散し、入手が容易で価格も安い。コスト分析はまだだが、酸化鉄などに切り替えてもレアアース並みかそれ以下に抑えられる可能性があるという。

2010年09月29日
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