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仏サルコジ大統領、独メルケル首相を恫喝

サルコジ大統領は5月7日の欧州首脳会合で、欧州全体が支援に関わらなければフランスはユーロ圏から離脱すると発言し、支援合意に消極的だったメルケル首相を説得した。

エスパイア紙によると、出席者の話として、サルコジ大統領が「すべての国がギリシャ支援に責任を負うように求め、確約が得られなかった場合、フランスはユーロ圏におけるフランスの立場を再考する。」という考えを述べたと伝えている。
また、サルコジ大統領は握り拳をたたきつけ、ユーロ圏を脱退すると脅し、これでメルケル首相が折れ、合意が成立した、と別の関係者の話として伝えている。

欧州連合(EU)と国際通貨基金(IMF)は2日、総額1,100億ユーロのギリシャ支援で合意していたが、このうち多くを負担せざるを得ないドイツは支援に消極的であった。

※ 参照ニュース
5月15日 プレジデント・ロイター
「仏大統領、ギリシャ支援で欧州全体の関与なければユーロ圏離脱と発言=新聞」

2010年06月01日
法律事務所ホームワン