企業法務コラム

金融庁のFX業者一斉調査結果発表

金融庁が、外国為替証拠金取引を行う金融商品取引業者に対し、リスク管理の状況等に関する調査を行い、調査結果の概要を公表した。
この結果によると、業者の73%がフルカバー、残りが一部カバーである。カバー率が低い場合、相場の急変などのリスクを業者が負うことになり、結果的に業者に損失が発生することがある。客との取引とカバー取引との間に時間差があったり、カバー取引を業者が自ら判断して行ったりすると、業者もリスクを負うことになるが、時間差を設けている業者が16%、自己判断でカバー取引を行うという業者が13%。カバー取引を自動的に執行する業者が80%、自己判断で執行する業者が20%いる、ということが判明した。

※ 参照URL 
4月16日 金融庁
「外国為替証拠金取引業者に対する一斉調査の結果について」

2010年05月17日
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