企業法務コラム

日産とダイムラー、エンジン調達で提携交渉

日産自動車が独ダイムラーと大型エンジンの調達や環境車の開発で提携交渉に入ったことが22日明らかになった。日産と資本提携している仏ルノーはすでにダイムラーと提携交渉に入っており、3社で車台やエンジンなど部品の共有化や環境技術の開発などをテーマに最終協議に入る。早ければ4月にも資本の持ち合いを含む提携関係に発展する可能性がある。

日産とルノーはすでに部品を全量共同購買しているほか、車台やエンジンなどの共有化を進めている。ダイムラーが新たに提携相手に加われば、部品のコストダウンや技術の相互補完による開発費の軽減が見込める。

ルノー・日産連合とダイムラーの提携交渉は、4月14日に開くダイムラーの株主総会までの合意が一つの目安とされる。日産も含めて3社の資本提携に踏み込むのか、ぎりぎりの交渉が続く見通し。

※ 参照ニュース
3月23日 日本経済新聞 電子版
「日産と 独ダイムラー、エンジン調達で交渉 環境技術の開発でも協力」

2010年03月23日
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